食べ物と保健科学東日本

衣食住は生活の基本で、それぞれが充足して始めて健康的な生活が成り立つものです。
特に住む場所と食べ物については生命の危機にまで発展する可能性があり、最低限度のレベルだけでも確保しておかなければなりません。
保健科学東日本では食に関する検査事業も手掛けており、そういった意味で私達の健康的な生活の根底を支えるという形で関与していると言えます。

保健科学東日本の食べ物に関する検査事業は、食品微生物検査から栄養成分検査、残留農薬検査、肉種判別検査にまで及びます。
私達が日々口にしている食べ物が本当に安全なものなのかどうか、科学的に検査を行い、安全性を確保することが保健科学東日本の役割となります。
食品や調理品などに食中毒の原因になる有害な細菌が含まれていないかどうか、また栄養成分がしっかりと確保されているかどうか、農作物に対しては農薬が残っていないかどうかという点を検査し、安全か否かをチェックすることで、食卓に安心がもたらされることになります。
食中毒は私達の身近に存在する脅威で、もしも検査がなされずに市場に出回ってしまうと集団での感染にまで発展する恐れがありますが、この可能性を排除するためにも保健科学東日本が一役買っているというわけです。

更に、食品を取り扱う事業所の衛生管理検査事業も手掛けています。
健康的で安全な食べ物を確保するためには、まず事業所などの大規模な流通元の衛生管理を徹底することが最低条件となりますが、保健科学東日本ではこちらについてもケアされています。
拭き取り検査やスタンプ検査から始まり、職員の健康管理を徹底することにも余念が無く、健康診断業務についても請け負っています。

食べ物の安全性は、口で言うのはたやすいものですが、実際に安全性を確保するためには途方の無い努力が必要になります。
手を洗う、うがいをする、食べ物を洗って調理するなど、個人レベルで行える安全性の確保にはどうしても限度があるものです。
そもそも食べ物自体に問題がある場合には対処しきれないものですが、保健科学東日本は個人ではできない食の安全性を確保する事業を担っていると言えます。
このような大規模な検査事業を手掛けることができるのも、保健科学東日本がこれまで培ってきた臨床検査事業のノウハウがしっかりと培われているからこそです。
私達の生活をより健康に、より安全で充実したものにするために、保健科学東日本は活動を続けています。