保健科学東日本は遺伝子検査も最先端の技術を有する
現在の医療では、遺伝子レベルでの治療が試みられています。未だ研究段階ではありますが、保健科学東日本は遺伝子レベルでの治療もサポートしています。遺伝子治療は2016年ごろから現実味を帯びてくるようになりました。これまであまり良い結果が出ていなかった遺伝子治療に、劇的な効果が出る例が出てきたためです。しかし、遺伝子治療を行うためには、入念な検査が必要になります。また、今後遺伝子治療を発展させるためには、多くの研究が必要です。
保健科学東日本は、この遺伝子治療や研究に必要な一部の検査を行っています。遺伝子に関係する検査はいくつかありますが、主なものは生活習慣病の予防、薬の効きやすさを調べる検査、感染症検査の3つです。
生活習慣病予防の検査は、高血圧や糖尿病といった生活習慣病になりやすい2つの遺伝子の有無を調べます。今後生活習慣病になるリスクがどのくらいあるかを指針として出す検査で、生活習慣病の予防に役立てる事ができます。保健科学東日本で行える検査の中では個人でも申し込める検査で、2種類の検査を行えます。
感染症検査では、ノロウイルス、抗菌薬耐性菌、性感染症などの感染症に対応しています。それぞれの感染症は激烈な症状を引き起こす事があり、感染すると治りにくい、または二次感染を引き起こしやすいという特徴があるため、すばやく特定する必要があります。保健科学東日本の検査は迅速な結果が出る事が特徴なので、治療もなるべく早く行う事ができます。
薬の効きやすさを調べる検査は、薬物代謝酵素関連遺伝子検査と言われるものです。特定の薬物が特定の遺伝子がある人にあまり効果が現れない事があるため、この検査では、事前に薬が効くかどうか、または薬の効果が出ない場合に、関係する特定の遺伝子の有無を調べます。また、薬が効きすぎる人も特定することができるため、主にβ遮断薬や中枢神経薬、抗うつ薬を投与する際に行われます。この検査は投与する薬の種類や量を決めるために必要なもので、薬の効果を確実に得るために、医師がどんな薬をどの程度の量投与するかを決めるときの判断材料になります。遺伝子検査としてはよく行われるものですが、心臓の薬を投与する時は患者の生命に関わる事があるので、決して手の抜けない検査でもあります。
保健科学東日本では、この他にも高度な遺伝子検査に対応しています。遺伝子検査は現在の医療、そして未来の医療にもつながる重要な検査です。