保健科学東日本で受託しているマルチプレックスPCR検査

保健科学東日本のマルチプレックスPCR検査では、同一反応において2種類以上の遺伝子配列を増やし、特異的に検出します。
2種類以上の遺伝子を同一ウェルで定量することにより、精度の高い測定が可能になります。
同時に行えるため試薬や機材にかかるコストを削減でき、経済性も高いです。
また、同時検出による迅速性に優れていることもメリットとして挙げられます。
マルチプレックスPCR検査を行う際は、使用するプライマーの設定、反応条件の検討を行う必要があります。
これは、検査をより良好に行えるようにするために必要な作業です。
高い精度を必要とする定量的実験において、マルチプレックスPCR検査は非常に重要です。
保健科学東日本では、マルチプレックスPCR検査の受託を受け付けています。
近年、若者に広がる性感染症が問題視されており、性感染症病原体を網羅しつつ素早くスクリーニングを行うことへの意義が高まっている傾向にあります。
保健科学東日本のマルチプレックスPCR検査では、淋菌やクラミジア、ヘルペスウイルス、トリコモナス、マイコプラズマジェニタリウム、ウレアプラズマウレアリティカム、マイコプラズマホミニスなど、若者に広がる性感染症を一度に検査することが可能です。
保健科学東日本でのマルチプレックスPCR検査受託は、2008年9月1日から始まり、優れた技術を持つ韓国の遺伝子検査薬メーカー・シージェン社製のキットを用いて行われます。
シージェン社はマルチプレックスPCRに適した「DPO(Dual Priming Oligo)」という独自の技術を駆使し、感染症・ヒト遺伝子に関する遺伝子検査キットを数多く生み出しています。
6種類の性感染症検査の受託を受け付けている保健科学東日本は、品質保証体制も整っているため、安心して受託することが可能です。
性感染症は早期発見、早期治療によって、重症化を防ぎます。
そのため、自覚症状がある場合、すぐに検査機関に足を運ぶ必要があるのです。
近年、日本では梅毒患者が急激に増加しています。
梅毒を発症し、無治療で10年以上放っておくと神経や心臓、血管に異変が生じ、最悪の場合死に至る可能性もあります。
性感染症検査は婦人科や泌尿器科、保健所などの医療機関で受けることが可能です。
しかし、中には性感染症の検査を受けることを躊躇している方もいます。
その間にも症状は進行しているため、なるべく早めに検査を受けることが重要です。
最近では自宅で実施できるセルフ検査キットも商品化されています。
医療機関で受診することに抵抗がある方は、セルフ検査キットを利用するのがおすすめです。