保健科学東日本が行うnon HDLコレステロール検査の重要性
保健科学東日本が実施している検査の数は多岐にわたりますが、その中のひとつにnon HDLコレステロール検査があります。
この検査では、動脈硬化のリスクを総合的に判断できます。
non HDLというのは、2017年版の動脈硬化性疾患予防ガイドラインにも示されているものです。
保健科学東日本が行っている検査で、non HDLコレステロールが170mg/dLを超えている場合、高non HDLコレステロール血症、150mg~169mg/dLの場合は境界域高non HDLコレステロール血症と診断する基準となります。
境界域は、高リスク病態がないか踏まえた上で治療の必要性が判断されるのです。
non HDLコレステロールの値は、総コレステロールの数値からHDLコレステロールの数値を差し引いて算出されます。
この数値は、血液中にある悪玉の量を示すものです。
悪玉のLDLコレステロールだけではなく、中性脂肪が含まれているリポタンパクや脂質異常が生じた時に出現するレムナントなどを含んでおり、動脈硬化のリスクを総合的に判断する指標となります。
中性脂肪が高い人は、LDLコレステロールと合わせて保健科学東日本でも検査できるnon HDLコレステロールも調べておくのがおすすめです。
脂質異常症や動脈硬化、家族性高脂血症、甲状腺機能低下症などの診断に役立つ検査でもあるので、保健科学東日本が行っている検査を受ける価値は大きいと言えます。
コレステロールの値が高い人は、できるだけ若い時から治療を始めるのが有効だと言われています。
早い段階で治療をスタートすると年齢を重ねてから、心筋梗塞や脳卒中になるリスクが下がるという研究結果も出ているのです。
non HDLコレステロールの値を下げることができれば、心疾患のリスクがぐっと下がります。
健康診断などでコレステロールの値が高いとわかったら、45歳未満から治療を始めることがとても重要です。
それが将来的に健康な生活を送るための秘訣になります。
将来に備えてより詳しく検査をしたいなら、保健科学東日本のnon HDLコレステロール検査がおすすめです。
検査結果が1日~2日という早さで出るため、コレステロール値を下げるための治療にも早い段階で始めやすくなるからです。
コレステロール値が高くなってしまうと、動脈硬化や脳卒中といった重大な病気になるリスクが大きくなるため、早めに検査をしておくに越したことはありません。
特に動脈硬化や脳卒中は国内での発症率が非常に高い病気です。
将来に備えて、自分自身の体のことを知るためにも、保健科学東日本のnon HDLコレステロール検査の重要性が高いと言えます。