集団検診で企業や学校を支える保健科学東日本
学校や会社で行われる集団検診は、生徒や社員の健康を維持するために行われる大事な検査です。集団検診は、個々の健康状態を本人が正しく知ることで、健康管理に役立て、病気を未然に防ぎ、病気が発覚したら治療を迅速に行うためのものです。労働者や児童生徒および職員に対する健康診断は、労働安全衛生法や学校保健安全法という法律で義務付けられているものです。そのため、学校や企業などは定期的に行わなければならないと定められています。,/p>
法律上の義務として行われる集団検診以外にも、自治体などが特定の条件を満たす人に対して行う検診や、介護事業や食品加工工場などで行われる事前検診も、集団検診の一種です。これらの集団検診は医療機関が行うものと、保健科学東日本のような臨床検査を専門とする企業が行っているものがあります。 保健科学東日本が行う集団検診は、検便と検尿の2種類があります。検便は胃腸に関係する感染症を調べるためのもので、病原性大腸菌O-157や、感染するとまたたく間に広まってしまうノロウイルスの検査を行っています。この他にも、サルモネラ菌や赤痢菌といった、食中毒を引き起こす菌の検出を行い、感染の拡大と早い段階での治療を行えるようにサポートしています。
検尿は尿に含まれる糖やタンパク質、血液の検査を行います。尿にはいろいろな成分が含まれますが、本来なら混じってはいけない成分を検出することで、病気の有無を調べることが出来ます。血液が混じった場合は膀胱がんや腎結石、尿路結石、膀胱炎などの病気の可能性があり、タンパク質が混じった場合は腎臓病、糖であれば糖尿病である可能性があります。検尿はあくまで病気の可能性を示すものですが、精密な検査を促すきっかけになるため、早期の病気発見や治療を行える意義のある検査です。 保健科学東日本では検便や検尿用のキットを用意しているので、検便や検尿は簡単に行えます。集団検診は学校や企業にとって義務ではありますが、実際に行うと手間がかかります。そこで、保健科学東日本は検診キットを使用し、提出された検体を回収する所まで行うことで、集団検診に必要な学校や企業の手間を最低限に抑えています。
検査結果は早いもので2日から3日、遅くても1週間前後で提出する事ができますが、感染症や重大な疾患の可能性がある検査結果があれば、電話で結果の報告もできます。保健科学東日本は集団検診を通して、学校に通う児童生徒や企業に勤務する労働者の健康を支えています。