保健科学東日本の感染症に関する遺伝子検査

保健科学東日本では、多種多様な遺伝子検査を実施しています。中でも、感染症の分野では独自の特色ある検査品目を取り扱っています。創業以来あらゆる分野に対応し培ってきた知識や経験を生かして、人々の生活に大きな被害をもたらしかねない感染症に向き合っているのです。

保健科学東日本の結核性髄膜炎NestedPCR検査は、非常に精度が良いと多方面から好評を得ています。結核性髄膜炎は発見が難しく、髄液での塗抹や培養検査、PCR法などでは結果が陰性の場合でも罹患しているケースがあります。保健科学東日本の検査技術は優れており、髄液検体から素早く結核菌DNAを見つけ出すことが可能です。現在多数の病院や医療センターから受託されているため、信頼されていると分かるでしょう。 ノロウイルスは、毎年寒い季節を中心に流行する感染性胃腸炎や食中毒の主な原因として知られています。症状が消えてからも数週間にわたって体外へウイルスの排出が続くとされていて、大勢の人が集まるところでは2次感染、3次感染を引き起こしやすい感染症です。また、30から38ナノメートルほどとウイルスの中でも比較的小さいサイズです。それにもかかわらず、保健科学東日本が実施しているノロウイルスRNA検査の精度は高度で、さらに素早くウイルスを感知できます。そして、病院の院内感染防止や調理従事者等の衛生管理に役立ちます。

近年では抗菌薬耐性菌による病院の院内感染が問題視されています。これは抗菌薬の投与により、体内の細菌のバランスが崩れアウトブレイクが発生するためです。保健科学東日本が取り扱うパルスフィールド電気泳動は、院内感染対策を実施する際の感染源の特定に役立ちます。抗菌薬に耐性があり、さまざま病気を引き起こすMRSAや緑膿菌であっても、その正体である遺伝子が分かれば対策可能であり、院内感染の予防につながります。性感染症スクリーニング検査では、若年層を中心に広がりを見せる性感染症の検査を行います。これは、症状がない、あるいは特定の疾患が懸念される集団を対象としてふるい分け試験を行い、目的とする疾患の罹患者や発症するかもしれない人を見つけ出す検査方法です。韓国製のキットを用いて、素早く、そして網羅的に、リン菌やクラミジアなどあらゆる性感染症が一度に判別できます。

保健科学東日本では医療現場の声を反映して、感染症をはじめとした検査品目の、さらなる拡充にも取り組んでいます。医療現場で真に求められる検査を提供するという信念のもと、日本の医療を支えています。