保健科学東日本の一般検査は異常の早期発見に役立つ
生化学検査や血液学検査、細菌検査や免疫検査など、医療機関に向けて様々な臨床検査を提供している保健科学東日本ですが、中でも一般検査は、異常の早期発見に役立つ検査として非常に有効です。
保健科学東日本で行っている一般検査では主に、尿中に含まれる成分や濃度の測定を行っています。
血液のように採取する際に痛みを伴うものとは違い、尿は痛みもなく採取できる数少ない検体の1つです。
体の基本情報に加えて、腎臓などの尿路系をはじめ、すい臓や肝臓など人体における様々な部位の異常を見つけられることから、広く採用されている検査です。
特に集団検診では尿検査が取り入れられていることが多いですが、検査すべき検体が多いため、迅速かつ適正に調べることが求められます。
保健科学東日本では、検体数の多い健診にも対応できるよう、尿定性の自動分析装置を3台備えています。
さらに、ただデータを測定するだけでなく、前回値チェックや擬陽性チェックをはじめ、尿沈渣や尿定性、尿定量の相互チェックといった健康管理に有用な様々な項目をチェックしています。
尿沈渣では、尿中に含まれる物質のうち、赤血球や白血球、細胞などの有形成分、尿定性や尿定量では、タンパクや糖など尿中に溶解しているものを分析しています。
また、保健科学東日本の一般検査では、尿検査以外にも寄生虫学的検査や髄液検査、胸水・腹水検査、さらには精液検査など様々な検査に対応しています。
中でも、偏光顕微鏡を使用し結晶の鑑別を行う関節液の検査では、通風の指標を素早く見つけられるのです。
通風とは、尿酸が体内に溜まり結晶となることで、激しい関節炎を症状が出る病気です。
治療薬も開発されているため、正しく治療を受ければ健康な生活を送れます。
しかし、放置してしまうと、激しい関節の痛みを繰り返すだけでなく、体のいたるところに結節ができるほか、腎臓にも悪影響を及ぼす重大な病気です。
通風を予防するには、体の異常を早期に発見することが大切ですが、保健科学東日本の実施している関節液の検査ならそれが可能です。
早期に通風の指標が見つけられるため、早期の治療につながります。
保健科学東日本の一般検査は、人体から採取できるほとんどの体液に対応しているほか、排泄物の検査も実施しています。
排泄物の検査は、大腸がんなど病気の早期発見につながることから、細菌では集団検診で取り入れているところも増えています。
保健科学東日本は様々な検査に対応することで、多くの人の健康を支えています。