保健科学東日本の食品衛生検査が食品の安全供給に繋がる

昨今、食中毒の事象をきっかけとして、飲食業界のみならず一般家庭でも食品の安全性について強い関心を持つようになってきています。消費者に安心して購入してもらうためにも食品業界では、品質管理の徹底が必須となっています。保健科学東日本では、臨床検査技術を応用した食品衛生検査を行っており、食品の状況や微生物の調査など、さまざまな検査によって食品の品質管理を行う事ができます。

保健科学東日の食品微生物検査では、食品の微生物の汚染度や腐敗状況を調べられます。一般生菌などの衛生指標菌の他にも、10種以上の病原微生物の検査が可能です。検査日数は一部検査項目を除いて、4日から8日程度です。食品に含まれる栄養成分などを検査するのが、栄養成分検査です。栄養成分の表示に関しては、健康増進法で義務付けられています。保健科学東日本では、表示義務のある項目を含むセットでの分析以外にも、相談に応じて検査を受託しています。

食品衛生法において食品の中に含まれる農薬の基準値が設けられていますが、基準値を超えていないかを確認するには、残留農薬検査を行う必要があります。保健科学東日本では、残留農薬多成分の一斉分析を行うことによって食品の残留農薬の確認ができます。また、食肉製品の安全性を確かなものにするため、原料肉の原産国や種類、部位などの表示もJAS法や食品衛生法で規定されています。意図的な別肉種の混入などを防ぎ、正しい原料肉の表示をするために行うのが肉種判別検査です。保健科学東日本では、迅速DNA検査キットを使用したスピーディーな検査が可能で、検査結果を翌日に提供しています。DNAキットでは、外見では判断しにくい肉種の判別を確実なものにさせています。

食の安全は、食品を扱う環境において、衛生管理が徹底されているか否かも重要です。保健科学東日本では、食品の安全性を確認する検査以外にも、日々の衛生環境を確認する環境衛生検査も行います。食品を扱う場所に付着している微生物を測定する検査では、拭き取り検査やスタンプ検査、落下細菌検査などさまざまな方法で衛生状況を確認する事ができます。どんな場所であっても微生物汚染の把握ができますので、食品検査と合わせて実施したい検査と言えます。検査は申し込み後に検体を採取し送付するだけの簡単な作業です。検体の受付が完了後に検査を行い、速やかに検査結果報告書が届きます。安心できる食生活を送るためにも食品衛生検査を行い、安全を確認する必要があります。